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カリキュラムの特色
・カリキュラムのコア
年次に「法情報論」で法情報リテラシーを鍛えて新しい時代の法曹としての基礎を確立し、2年次の“必修科目”「リーガルクリニックA」で、屋久島や種子島をはじめとする離島その他の司法過疎地域で実習を行ない、司法政策を担う法曹としての基本認識を確立してもらうことが挙げられます。これらの経験を機軸として、法律基本科目等の履修を進め、それぞれの専門を深めるのが、カリキュラムの骨組みです。 
 
・三段階の螺旋状高度化カリキュラム
 法律基本科目群に属する科目は、基本的な知識を確固たるものとする目的を持つ講義系の科目、その応用力等を培うことを目的とする「問題演習」、さらにそれらを分野横断的に扱う「総合問題演習」と、三段階で螺旋状に高度化することを念頭に置いて配置しています。このことにより、重要な論点を繰り返し取り上げ、体系的な知識を修得し、応用実践力を培います。
これと合わせて、基礎法学・隣接科目によって法そのものに対する認識を深め、展開・先端科目によって学生自らの専門性を高めてゆく足場を提供し、実務基礎科目では実務家と研究者教員が共同する科目や民事・刑事の裁判実習など実務家によって担当される科目によって、理論から実務へのスムーズな架橋を図ります。
 
・徹底した少人数教育
15名の学生をさらに6名程度に分けて担任の教員を配置し、学生の履修指導や情報提供を行うクラスワークを展開しています。これによって、学生個々人の状況に応じた細やかな指導を実現していきます。
 
・大学の枠を超える連携カリキュラム
鹿児島大学法科大学院では、九州大学法科大学院・熊本大学法科大学院・琉球大学法科大学院との連携によって、より充実した教育内容を実現し、履修科目に多様性を持たせています。
 
開講科目・履修単位等
・開講科目/単位数
※開講科目の一覧はこちら
必修科目
34科目
72単位
選択科目
46科目
92単位
・修了要件
  修了要件は、3年以上在籍(法学既修者に認定された場合2年以上在籍)して所定の単位を取得したのち、最終試験に合格することです。
  【修了要件単位数】
  必修科目72単位+選択科目28単位=合計100単位
(基礎法学・隣接科目群から4単位以上を選択)
(実務基礎科目群、基礎法学・隣接科目群、先端科目群から合計33単位以上を選択)
  【最終試験】
  論述式と口述式による試験
履修科目の制限と進級制
鹿児島大学法科大学院では、学生が1年間に履修科目として登録できる単位数の上限を1年次で40単位、2年次及び3年次で36単位と定めています。1・2年次の各学年での修得単位がそれぞれ1年次で28単位、2年次は24単位に満たない場合、および、各学年における履修科目のGPAが一定の数値(1.7)に満たない場合は、進級を認めません。進級できない学生には、必要に応じて退学勧告などを含む特別な指導を行うことがあります。また、同一学年に2年を超えて在学することは許されず、これに該当した場合には、除籍の措置を講じます。
成績評価方法と履修指導
成績の評価は、相対評価と絶対評価を融合した方法を用います。各科目の評点に対して与えられるポイントにより、GPAに基づいた進級判定と履修指導を行ないます。
【本研究科における学修目標及び到達目標】
本法科大学院では、法律専門職としての職業的使命感・責任感・法曹倫理と、法律専門職に必要とされる、基礎的法知識および専門的法知識の体系的理解、法的思考力、批判的検討能力、創造的思考能力、法的分析力、法的議論の能力を涵養する。各科目における到達目標は、これらの能力や資質を、当該科目の教育課程上の位置づけに応じて段階的に身につけるものとして設定される。
   
評価
得点
GPA
趣旨等
合格
A+
100-90点
4.0
特に優れた成績を示した者。
(受講者の若干名につけることができる)
【当該科目の学習目標を全て高い水準で充足している。】
89-80点
3.0
優れた成績を示した者。
(Aの取得者数にA+の取得者数を加えた人数は、20%を超えないものとする。)
【当該科目の学習目標を全て充足している。】
79-70点
2.0
良好な成績を示した者。
【当該科目の学修目標を概ね充足している。】
69-60点
1.0
合格を認められる最低限度の成績を示した者。
【当該科目の学修目標を最低限充足している。 】
不合格
59点以下
0.0
当該科目の学習目標に到達していない。
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Kagoshima University Law School
鹿児島大学大学院司法政策研究科