カリキュラムの特色
・カリキュラムのコア
1年次に「法情報論」で法情報リテラシーを鍛えて新しい時代の法曹としての基礎を確立し、2年次の“必修科目”「リーガルクリニックA」で、屋久島や種子島をはじめとする離島その他の司法過疎地域で実習を行ない、司法政策を担う法曹としての基本認識を確立してもらうことが挙げられます。これらの経験を機軸として、法律基本科目等の履修を進め、それぞれの専門を深めるのが、カリキュラムの骨組みです。
・三段階の螺旋状高度化カリキュラム
鹿児島大学法科大学院では、1年次の授業で基礎的知識・基本的能力を修得し、2年次以降の授業ではそれらを活用して高度な知識・能力を養い、同じ分野を繰り返しつつ螺旋状に高度化していくカリキュラムによって、法曹にとって必要なマインドとスキルが涵養されるよう工夫がなされています。具体的には、法律基本科目においては、原則、1年次に講義科目、2年次に事例問題の検討を内容とする問題演習科目、3年次に複数の法分野(例えば、憲法と行政法)にまたがって問題を検討する総合問題演習が開講されるというように、学年の進行に合わせて徐々に高度な法的トレーニングを行い、法律家にとって必要な能力が身につけられるようになっています。 |
.・徹底した少人数教育15名の学生をさらに6名程度に分けて担任の教員を配置し、学生の履修指導や情報提供を行うクラスワークを展開しています。これによって、学生個々人の状況に応じた細やかな指導を実現していきます。 ・大学の枠を超える連携カリキュラム鹿児島大学法科大学院では、九州大学法科大学院・熊本大学法科大学院・琉球大学法科大学院との連携によって、より充実した教育内容を実現し、履修科目に多様性を持たせています。 |